サムライブルーに捧ぐ。
幕を閉じましたな。
ワールドカップ。
異国の地に身を置いていますとね。
自分でも驚くほどのナショナリズムというか愛国精神が沸いてきましてね。
全身全霊をかけて応援しましたよ。
サムライブルー達を。
予選リーグ初戦の対カメルーン。
夜11時30分キックオフという、南アフリカ大会にしては観戦に都合のいい時間帯の試合でしたけどね。
キックオフまでに酩酊状態に陥ったオレはキックオフから10分で夢の中へ。
もちろんね。
日本のゴールはね。
見逃しました。
直後に奥様がね。
ソファの上で眠りこけるオレにね。
「 点入ったよ!」
と教えてくれましてね。
目を覚ましたオレは観戦を続けたわけですよ。
10分ほど。
次に目を覚ましましたらね。
テレビは消えておりまして。
電気も半分消えておりまして。
眠りこけていたソファのあるリビングの暖房は消えておりまして。
奥様はベッドで熟睡中。
翌日にね。
「 試合どうなった?」
「 勝ったよ。」
そうですか。
応援の甲斐があったというわけですな。
続く第二戦の対オランダ。
この試合は仕事中でしてね。
キックオフ直後からキッチンをちょくちょく抜け出して、バーに設置してある大型スクリーンをちらちら覗きにいっていたんですよ。
その日は週末の上にね。
日本戦のあとにはオーストラリア戦が控えていたために、すでにバーは身動きもとれないほどの人でして。
前半終了時は0-0。
オランダにはボコボコにされると思っていたんでね。
がんばっているじゃないの。
その後もちょくちょく覗いていたんですけどね。
気がついたら試合は終わっておりまして。
バーのスタッフにね。
「 どうなった?」
「 いい試合だったよ。」
お?
え?
「 勝ったの?」
「 いや。1-0で負けた。」
期待させるなって。
第三戦の対デンマーク。
午前3時30分キックオフの上にね。
オレは翌日ブレックファーストから仕事だったもので。
とりあえずドローでも決勝にはいけるし。
寝ました。
オーストラリアに移り住んでにわかに沸いた愛国精神にのっとってですね。
全身全霊をかけて応援したわけですけどね。
まさか決勝トーナメントまで進むとは思っていなかったわけですよ。
ちゃんと応援しよう。
これからは。
岡田監督の言うベスト4だって御伽噺ではないかもしれん。
決勝トーナメント第一戦の対パラグアイ。
キックオフは夜11時30分。
予選リーグのカメルーン戦と同じですよ。
酩酊したら終わりですよ。
結果から言えば全部観ましたけどね。
押されながらも点を許さない試合がおもしろくて寝る暇もありませんでしたわ。
それだけに残念な結果でしたけどね。
我々海外に住んでいる日本人にも大きな力を分けてくれた日本代表チーム。
感謝します。
特にね。
ワールドカップの場で存在感をかもしだす、同世代の中村俊輔選手の姿にはね。
活躍の場がなかったとはいえ励みになりましたわ。
ところで。
前回のドイツ大会どころか前々回の日韓大会ですら昨日のことのように感じるこの頃。
次のブラジル大会となるとね。
オレは39歳。
40目前ですか。
オーストラリアはワールドカップの開催国に名乗りをあげているらしいですよ。
2022年大会ですと。
12年後ですな。
そんなに遠い気もしませんな。
オレは47歳。
恐ろしいですな。
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